| 西洋占星術の癒し効果について Vol.1 Vol.2 Vol.3 Vol.4 |
| Vol.1 |
| 少々びっくりなさるかもしれませんが、西洋占星術では、持って生まれた運気に良し悪しの別をつけられません。 西洋占星術で使う「ホロスコープ」に表れているのは「あなたの性格の傾向」であり「あなたの生き方」そのものです。 「○○運」が良いか悪いかを示すものではありません。 たとえば、言葉のアヤとして「あの人の性格は良い」「性格が悪い」などと言います。 しかし、ある人の性格を誰もが「良い」と言うわけではありませんし、誰からでも「性格が悪い」と思われている人もいませんよね。 誰にとっても良い人、という人は存在しないと言っても過言ではないでしょう。 では、「性格の良し悪し」とはどういう事かというと Aという人が、Bという人にとっては「付き合いやすい人」であり、Cという人にとっては「付き合いにくい人」に思われる、そういう事がある。 ただそれだけの事です。 当然の事を言うようですが、ある人の性格の良し悪しは、評価する人との「相性」によって違ってくるのです。 同様に、ホロスコープに表れる性格や生き方の良し悪しを決める事など、誰にもできない、というわけです。 一般に、ホロスコープに「ハードなアスペクト(※アスペクト=星と星との角度・星同士の関係性を表します)」を多く持つ人は まるでこれは修行かと思われるほど、厳しい、ハードな体験をしやすいと言われています。 そして「ソフトなアスペクト」を多く持つ人は、穏やかな、ソフトな体験をしやすいと言われています。 大昔の占星術では「ハードアスペクト」は「凶座相」、「ソフトアスペクト」は「吉座相」と呼ばれていました。 この呼び方が、現在の「運気の良し悪し」という言い方に結び付いているのです。 (東洋占術の良い方の影響を受けているという説もありますが、考え方が全く違うものに責任をかぶせるのは、いかがなものか) 「運気の良し悪し」というのは、大変古い概念であり、現在ではまず使われない概念であるという事を、まずはご理解ください。 私はアドバイスの際や原稿を書く時には「運気が良い・悪い」という表現は、なるべく避けています。 客観的な基準がどこにもないからです。良し悪しは主観に過ぎません。 ただ、個人鑑定では、それが一般的でニュアンスが理解されやすい表現であるため、注釈を入れながら使う場合もあります。 ******** 「ハードなアスペクト」が多いホロスコープを持つ人は、「修行のような体験をしやすい」から、不幸になりやすいと言えるのでしょうか? そうではありません。 ハードなアスペクトを持つ人は、スムーズには処理できない、あるいはハードだと感じる環境を選ぶ、という生き方を選んでいるのです。 例えば、誰でも知っているような有名人。 芸能界、スポーツ界、政財界などなど……業界を問わず、有名になったり大成する人は、ハードなアスペクトを持っているものです。 そういった生き方を選ぶ、という事は、それを乗り越えるだけのバイタリティを必ず持っている、という事です。 努力をする事を当たり前と感じる人が多いので、大成する人にはハードアスペクトを多く持つ人が多いわけです。 穏やかな、そこそこの人生には大いに不満を感じるため、より以上の幸福感を得ようと努力する事ができるのです。 「ハングリー精神」は、まさにハードアスペクトを多く持つ人のためにあるような言葉です。 反対に「ソフトなアスペクト」を多く持つ人には、そこそこの人生を不満とも思わず、却ってそこで感じられる幸福で満足する傾向です。 ただ、別な言い方をすれば、同じ環境に留まる事に慣れているとも言えます。 たとえ不満を感じていたとしても、です。 ソフトなアスペクトを持つ人が大成をするには、(本人にとっては)相当な努力をしないと難しいでしょう。 結論として、ハードなアスペクトを持つ人でも、充分に幸せになれるのです。 私の経験から申し上げますと、ソフトな恋愛運、結婚運を持つ人はパートナーを見つけるのが早いという傾向はありません。 同様に、ハードな恋愛運、結婚運を持つ人が必ずしもパートナーと出会うのが遅い傾向ももありません。 むしろ、結婚が遅い人の方が、実はソフトな(一般に言う良い)結婚運を持っている人が多いようです。 結婚による修行の必要性が少ないから、パートナーをじっくり選んでいるとも言えますが、勇気が無いと言うかもしれません。 真実はどちらでしょうね? |
| Vol.2 |
| ゲームをやってみましょう。 最初の質問、あなたは結婚していますか? まだしていない人、もうしている人、別れた人、何度かしている人……。 いろんなパターンが考えられますね。 では、次の質問です。 現在のあなたの状況を不満に思いますか? まったく不満を感じていない人、あなたはOKです。 ぜひあなたが感じるまま、人生を楽しんでください。 不満に感じている人、あなたはどうして不満に感じるのか、それを考えてください。 そう言われて考えた時、あなたはきっと「現在の状況のデメリット」、ネガティブに感じている面について考えませんでしたか? 実際には、人間は心から嫌だと感じる状況を選ぶことはありませんし、あっても継続しないものです。 でも、あなたが挙げたのはデメリットについてだったとしたら…… どうして不満に感じているその状況を選び、継続しているのでしょうか? それはもちろん!その状況にメリットも感じているからです。 どんなにネガティブに感じることでも、それを選択するということは、それを選択する事で何らかのメリットを受けられるからです。 そして、そのメリットがデメリットを超えているので、それであなたはそれを選択しているのだと言えます。 いくらあなたの理性が「違うデメリット」だらけだと言っても、やめられない事には必ずデメリット以上のメリットがあるんです。 実は、以上のように考えられると、とても楽になれるんですよ。 本当に楽になれるかどうか、あなたの状況のメリットとデメリット、それぞれを挙げてみましょう。 「早く結婚したいのですが」という悩みをお持ちの独身者は大変多いのです。 ここではそれを例に挙げて、結婚を(まだ)選ばない事によって得られるメリットとデメリットについて考えてみます。 結婚をしないでいるメリットは… ・「自由でいられる」 ・「恋愛をしても悪いと思う義理が無い」 ・「自由に仕事ができる」 ・「これから結婚したいと思った時に、障害が無い」…… とんちや洒落みたいな答えでも構わないのです。笑える答えもたくさん挙がりそうですね。 できるだけ多く、できれば10項目くらい挙げてみるとより深く実感できます。 デメリットも同じように挙げてみてください。 どんなデメリットが挙がるでしょうか? そして見比べてください。 あなたにとって生きるうえで大切にしている項目は、メリットとデメリットのどちらに多く入っていますか? 色々な観点から考えるために、自分の状況とは反対の状況にいる事のメリットとデメリットを挙げてみると、より効果的かもしれません。 ・「結婚を(まだ)選ばない」メリット ・「結婚を(まだ)選ばない」デメリット ・「結婚を選ぶ」メリット ・「結婚を選ぶ」デメリット 結婚については、ほぼこの4項目になります。 項目はあまり多いと疲れるかもしれませんので、程ほどにしておきましょう。 そして、どの項目に挙げた言葉に、あなたが「人生を送る上で重要」と感じる項目が多かったかを検証してみると良いでしょう。 実際に答えて、見比べてみてください。 以上のゲームで出た結果と、あなたのホロスコープに出ている「結婚運」は、多分同じ傾向です。 あなたが大切だと感じている事が入っている項目、人生がその項目の方向に向かうのは当然なのです。 もし、この結果と今のあなたの環境が違う場合は??? おそらくは、あなたの価値観を変える事になるか、あるいは状況を変える事になるでしょう。 それがいつになるかは判りませんが、そう遠くないでしょうね。 ところで、先ほど私は「結婚運」と言いましたが、ホロスコープ上にも現実的にも「結婚『運』」などというものは存在しません。 あるのは、「どんな結婚をしたいと思っているか」「どんな生活を幸せと感じるか」という「性格傾向」だけです。 あなたの潜在意識は、あなたが何を幸せと感じ、何を不満と感じるかをとてもよく知っています。 ホロスコープは、言ってみれば「あなたの潜在意識のレントゲン写真」です。 ですから、ホロスコープという写真に写るのは、あなたの(本当の)性格傾向なのです。 Vol.1で『ホロスコープに表れる性格や生き方の良し悪しを決める事など、誰にもできない』と申し上げましたが ここでもう1度同じ事を言いたいと思います。 ホロスコープに表れる全ての事柄の良し悪しを決める事など、誰にもできません。 なぜなら、それが「あなたの生き方」だからです。 あなたがそうしたいと感じているからこそ選んでいるあなたの生き方に、誰も評価は下せません。 恋愛や結婚についても、もちろん同じです。 では、なぜ「辛い」と感じる事が多い人がいるのでしょうか? いわゆる「不幸な人生」があるのは、なぜでしょうか? それも、その人がその人生を『選択』しているからなのです。 この文章のトップへ戻る |
| Vol.3 |
| Vol.2では 「なぜ「辛い」と感じる事が多い人がいるのでしょうか?いわゆる「不幸な人生」があるのは、なぜでしょうか? それは、その人がその人生を「選択」しているからなのです。」 と書きましたが、「そんなことを言うなんて、ひどい!」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。 その例えとして、心理学の本でよく使われている例をご紹介しましょう。 大変な暴力をふるう恋人付き合っている女性がいるとします。 彼女は、暴力をふるうその恋人と別れたいと思っています。 でも 「別れ話をしたら彼はもっと暴力をふるうのではないか」 「私が我慢していたら彼は変わってくれるのではないか」……などと思うと、彼女は彼と別れられません。 そして会うたびに、やはり彼の暴力を受けて辛い思いをしています。 ……この女性の恋愛は、多分誰が見ても「不幸な恋愛」と言えるでしょう。 もしかしたら、ご本人も相当辛く不幸な恋愛をしていると考えているかもしれません。 でも、彼女が「不幸な恋愛を続ける事」を「選択している」のに気付かれたでしょうか。 たとえば、彼は彼女が別れ話をしても、暴力をふるわないかもしれません。 案外あっさりと「そうか、じゃあ元気でな」と言うかもしれません。 また、どんなに彼女が我慢して付き合っていても、彼はずっと変わらずに暴力をふるい続けるかもしれません。 以上のような可能性は、彼女の中では無視あるいは軽視されているのです。 そして、彼女は彼との関係を続けて行く事を選択しているのです。 客観的に見れば、この彼女の恋愛は、かなり「幸せを感じるには難しい恋愛」の部類に入るのではないでしょうか。 でも、これが「彼女にとっての『幸せな恋愛』」ではないとも言い切れません。 なぜなら、彼女は彼と別れるデメリットよりも、彼と付き合うメリットを選択しているからです。 これをホロスコープで考えたらどう受け取れるか、解釈してみます。 もしかしたら、彼女にとっては、彼が暴力以外の点では理想的な男性なのかもしれません。 この場合は、多分彼女の男性の好みを表す星が「大変活動的な男性」を好む傾向を持っているのかもしれません。 客観的には「活動的」が行き過ぎている点がありますけどね。 もし、彼女の愛情を表す星が「我慢が必要な恋愛をしたいと思う」傾向を持っているとすれば、合点が行きます。 もしかしたら、彼女の男性の好みや愛情を表す星はまったく別の恋愛を選択したがっているかもしれません。 が、彼女は「恋愛において辛さを感じるべき時期」に当たっている可能性もあります。 彼女が辛い恋愛を「無意識の内に」選択をしている理由は以上のような要素が考えられます。 (このような事は、どのようなホロスコープでも、誰にでも、可能性としてはあり得ます) 以上のように、人は誰でも、意識的であれ無意識的であれ、常に自分の生き方を「選択」しています。 意識的な選択なら、自分がその選択をした理由を理解しています。 ですから納得できるし心のバランスをとりやすいので、問題解決も容易です。 でも、それが「無意識の内の」選択だったら? 人は、無意識に自分のオリジナルな選択パターンを作っています。 何かが起こると、何となく、理由はわからないけれど、気が付けば同じ傾向のを選んでしまう事があるのです。 体験的に「こういう傾向の選択が多いなぁ」と思う事はあるでしょうが、その理由が解る人は殆どいないのではないでしょうか。 非常に身近な例で言うと、靴は必ず右から履く、赤と青と黄色なら青を選択してしまう、などです。 このパターンを、人生の問題に当てはめてみてください。 同じ問題に何回もつまずく人は、「無意識に」同じ選択パターンを選んでいないでしょうか。 例えば、初対面の異性に取る態度、照れた時の態度、友人に対して不快感を感じた時の態度…… 自分が無意識に取る態度を思い出すと、イメージがしやすいと思います。 それが、それぞれの場面であなたが選択している行動のパターンです。 さて、この選択パターンを作る過程では、様々な要因があったはずです。 それが何かを覚えていれば選択パターンを作り直すのも容易かもしれません。 しかし残念ながら、私たちはそれを忘れてしまっている事が多いようです。 でも、顕在意識では忘れてしまっても、潜在意識は決してその「要因」を忘れません。 ですから、自分でも気付かない内に、自分が辛くなるような選択をする場合があるのです。 Vol.2に出した文章をもう1度読んでください。 「なぜ「辛い」と感じる事が多い人がいるのでしょうか? いわゆる「不幸な人生」があるのは、なぜでしょうか? それは、その人がその人生を無意識に選択しているからなのです。」 こう言われると、今現在、辛い状況にいる人ほど不快だと思うかもしれません。 「そんな、辛い状況になるような選択を、わざわざするわけが無い!」と思うかもしれません。 そう、意識的な選択ならば、自分が辛い状況になるような選択を、自らするわけはありません。 無意識、あるいは潜在意識による選択だからこそ、あなたには「選択した」という自覚がしにくいのです。 それならば、無意識や潜在意識が何を選択しやすいか、それが解れば、問題の解消はある程度スムーズになるでしょう。 その「無意識の内の選択傾向」を客観的に分析するためのツールがホロスコープなのです。 この文章のトップへ戻る |
| Vol.4 |
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ホロスコープは客観的だと申し上げましたが、実際、ホロスコープにはどんな私情をも挟む余地がありません。 |