| ヒプノセラピーの癒し効果について 2 〜解消と癒し Vol.5 Vol.6 Vol.7 Vol.8 Vol.9 |
| Vol.5 |
| ここからは、「無意識に取ってしまう顕在意識にとってネガティブと感じられる結果を招く行動パターン」を変える方法についてお話しします。 今の生活にストレスを感じている、その原因を解き放てば、感じ方が変わります。 その結果、現実も変わっていくのです。 ********** 心が傷付いた時に感じるネガティブな感情は、傷付いたその時点で解消できればそれが1番楽ですが、何年も後になってから解消することも可能です。 ネガティブな感情を解放しないで心に押し込めてしまえば、それはどんどんデータバンクである潜在意識に蓄積されていきます。 これは、あなたの普段の生活を考えてみれば理解できると思います。 言いたいことを言わずに心に溜めておくと、だんだん苦しくなります。 言いたいことを誰も傷付けずに言えれば、気分はスッキリです。 嫌だ嫌だと感じながらすることは、仕事でも遊びでも人間関係でも、どんどん嫌な気分が強くなって放り出したくなる事すらあります。 そこまでになる前に嫌だと思わないようにできれば、楽な気分でいられるでしょう。 感情を解消できた体験は、「また同じような事があっても大丈夫」という自信になります。 潜在意識は、「顕在意識にとって望ましいと感じられる結果を招く行動パターン」も蓄積するのです。 『占星術の癒し効果』の Vol.4で挙げた例に当てはめてみます。 両親にひどく叱責されて、傷付いた子どもがいます。 もしも、その後でその子どもが両親に抱きしめられるなどして、両親に愛されていることをを確認できたなら……。 とても安心し、穏やかな気持ちになることでしょう。 傷付いた心は、その感情を解放する事ができればそれだけで癒されます。 心に傷を残さないで済むのです。 その場合は、潜在意識は「顕在意識にとってネガティブだと感じられるような行動パターン」を作り上げる事はありません。 「傷付いた心を心を守る必要」は無いのですから。 それどころか「私は愛されている人間だ」という刷り込みが行われるかもしれません。 すると、愛されている自信に裏打ちされた、優しい行動となって現れるかもしれません。 優しい行動は周囲の人の愛情を呼び寄せ、ますます愛されていることを確認でき、ますます優しい行動を取っていくでしょう。 ********** 今までは幼少時の例を挙げてきましたが、「潜在意識への刷り込み」は大人になった今でも常に起こっています。 恋愛、友人や家族などの人間関係、仕事などにおいて感じる感情は、あなたの潜在意識に常に情報として送られ続けているのです。 ところで、潜在意識は、顕在意識と同じように「蓄積してきた情報をほかの情報に書き換える」ことができます。 いったん覚えた事柄を、同じ種類のほかの事柄と比較して「どちらが好ましいか」を選択できるのです。 そして、年齢を重ねると、いろいろと重ねてきた経験によって理性的に周囲の人の気持ちを理解できるようになります。 これを上手に利用すると、「私は人に愛されていないと思っていたけれど、本当は愛されているんだ!」という風に、情報を変えられる つまり、あなたは「顕在意識にとって望ましいと感じられる結果を招く行動パターン」を選択するポジティブな要因を、潜在意識に刷り込むことができるのです。 潜在意識にポジティブな要因刷り込むと、望ましい結果を招く選択肢に常に魅力を感じるでしょうし、実際そのとおりに行動しますから、望ましい結果を招きやすくなります。 では、潜在意識にポジティブな行動パターンを刷り込むにはどうしたら良いのでしょうか? 1番確実なのは、あなたがネガティブな感情を感じる事柄を、実際の体験としてリアルタイムで乗り越える体験をすることです。 「感情の解放」も、その場で行われれば、「感情を乗り越える体験」と言えます。 次に確実なのが「イメージ」を使った方法です。 実際の体験を通さなくて済みますから時間を選びませんし、どんなに昔の経験にでも対応できます。 その効果のほどは、イメージを使ったトレーニングが近年のスポーツ選手にどれだけのメリットを与えているかを見れば判るでしょう。 日本のスポーツ選手もイメージトレーニングを重視し始め、その効果は世界の大舞台でも大きく現れています。 試合での勝利などポジティブな体験の瞬間をしているとイメージし、その時の喜びや幸福を味わい尽くす……。 その幸福感が潜在意識に焼きつきます。 すると、その感じをまた味わおうと、現実でも勝利などのポジティブな体験をする方向へと行動し始めるのです。 もしもあなたがまだ起こっていないことに対して「どうせダメだ」などとネガティブな決め付けをしているなら、もったいないことです。 よく「ダメだったときにがっかりしないよう、ネガティブな予想をしている」と言う人がいますが、ネガティブな想像をしている間は嫌な気持ちになるはずです。 すると、潜在意識にネガティブな結果とともに嫌な気持ちが刷り込まれ、潜在意識は顕在意識がその感じを味わいたいと望んでいるのだと勘違いを起こします。 データバンクである潜在意識そのものには感情がないので、判断そのものができません。 ですから、ネガティブな想像ばかりしていると、ネガティブな結果を連れてくる事になるのです。 ポジティブな想像をして幸福な気持ちになろうと、ネガティブな想像をして嫌な気持ちになろうと、潜在意識はそれをかなえようと頑張って顕在意識をコントロールします。 同じ結果がわからないことなら、ポジティブなことを想像して幸福な気分を味わっておいたほうが、お得なのです。 ただし、イメージトレーニングは、逆効果になることもあります。 例えば、会ったことも無いトップスターとの恋愛や結婚など、最初から到底無理だと判っている事をイメージした場合です。 宝くじの1等に当たる、などの、自分の力だけでは実現不可能な事柄についても同じです。 このページのトップへ戻る |
| Vol.6 |
| 今度は、Hanakoさんの質問に当てはめて考えます。 「私の場合、どうも自分を幸せにしてくれないようなタイプをあえて選んでしまう傾向があります。 自分の好みの男性=自分を幸せにしてくれないタイプ、だとしたら、これを修正することは可能なのでしょうか?」 この部分についてです。 西洋占星術によるリーディングでは、Hanakoさんのご質問にあるようなケースについて、いくつかのテーマを(同時に)見て行く事になります。 質問者の性格、愛情傾向、何を幸せと思いやすいか……などです。 そうしますと、常識とは全く違う結果が出て来る事が、少なからずあります。 この人が常識では幸せと感じられる「ほんわか・のんびりした穏やかな愛情関係」が苦痛に思える人である、などという結果です。 そういう人は、穏やかで「守ってくれる」男性よりも、多少トラブルを運んできても(もちろん本人の許容範囲で、ですが)刺激的な関係でいられる男性を選んだ方が、幸せだと感じます。 まったりのんびりできる関係には飽きてしまいやすく、常に緊張した関係を望んでいるのです。 人間が幸せを感じる条件は、人それぞれだと感じる瞬間です。 ただ、(Hanakoさんがそうだというわけではありませんが)好きになる相手の運んでくる『刺激』が彼女の許容範囲を超えて、ひたすら不幸だけれど別れられないということならどうでしょうか? 人それぞれだ、などと暢気なことを言っていられません。 『占星術の癒し効果 Vol.4』に書きましたように、西洋占星術はレントゲンのようなもの、西洋占星術カウンセラーはレントゲン技師のようなものです。 レントゲンはどこが問題の原因なのか、そしてどうなったら問題の解消になるのかは判っても、それをいつすれば、そしてどのような方法で解消すれば効果的なのか、までは判断できません。 ただ、「ここがこうなっていますね」「こういう風になったら良いと思いますよ」と指摘するしかできないのです。 Hanakoさんのご質問の場合も、きっとホロスコープには原因が表れているでしょう。 原因を知れば、気持ちが軽くなりますよね? それだけで問題を受け入れたり解消に近付いたりする事は、大変多いのです。 (これも、『占星術の癒し効果』に書きましたね。) でも、問題の原因が判っても、どうしても解消できない場合があります。 問題点を意識できているのに、なぜ解消はできないのでしょうか? それは、あなたが解消したくないからではないでしょうか? 「その問題から目を逸らしていたほうが快適に暮らせるはず」とあなたが意識しているのではないでしょうか? 「好きになる相手は一緒に幸せになれるタイプではないけれど、こういうタイプとしか恋人になったことがない私に別のタイプの恋人ができるわけがない。だから、こういう人を選んでいたほうが幸せなはず」 こんな風に思い込んでいるとしたら……? 望んでいるような幸せな関係を築ける相手とは、多分恋愛できないでしょうね。 このような心理状態の時に、たとえ『幸せになれるタイプ』に出会ってアプローチをされても魅力を感じられないのではないでしょうか。 この時、潜在意識は「恋愛問題を起こしている原因を解消するタイミングではない」と判断しています。 そして、そのように判断しているのは、実は潜在意識だけではありません。 聡明な読者は気付いていらっしゃるでしょう。 潜在意識は感情がありませんが、顕在意識には感情があります。 感情があるということは、好きか嫌いか、良いか悪いかなどの判断ができます。 潜在意識は、顕在意識から発せられている願望を受け取って活動しているのです。 ********** ですから、解消できない問題がある人は、まずはじっくりと自分の思考パターンを見つめてみましょう。 「今のまま何も解消しようとしない方が楽かも」「たとえそれが悩みだとしても、何も起こらないよりはマシ」などと思っていませんか? これでは、顕在意識、あなた自身が「今のままでありたい」、つまり『今のまま問題を持ち続けたい』と『望んでいる』ことになってしまいます。 また、「この問題は消えるわけが無い」などと思っている人がいるかもしれません。 その場合も、「この問題を解決するために労力をかけたくない」、「問題の本質を直視したくない」などという気持ちがあるのかもしれません。 「上手く行かない(望み通りにならない)でがっかりするくらいなら今のままの方が良い」と思っている人も案外多いでしょう。 このように、「問題点を意識できているのに解消できない」人は、潜在意識や無意識だけでなく、顕在意識でも「問題点を解決しないほうが良い」と考えていることが多いようです。 ですから、どうして「幸せになれないタイプと恋愛する」のかを知りたいなら、あなたが「幸せになれないタイプと恋愛することで受ける利益(メリット)」を挙げてみるのが効果的です。 言葉遊びだと思って、考えてみてください。 20個挙げるととても効果的です。 「幸せになれないタイプと恋愛する利益」など、普通はあるわけがないと思われがちです。 ○「出会う人や好きになってくれる人に良い人がいないから」 ○「ステキな男性は、みんな彼女がいたり結婚したりしているから」 ○「完璧な人より、ちょっとダメなところのある人の方が魅力がある」 ……などなど、普通に言ったらこういう言葉も、それぞれ次のように言い換えられます。 ●「ステキな人に出会う努力をしないで済むし、がっかりしないで済む」 ●「ステキではない人になら、私でも魅力的だと思われる」 ●「完璧な人はモテるけど、ダメな人なら私は捨てられない」 何と、(ネガティブですが)メリットになってしまいました。 こうなると、もしかしたらこんな言葉に繋がるかもしれませんね。 「私は魅力がないからステキな人との恋愛はしたくない」 ……もしこう考えていたら、ステキな人ほど目に入らなくなるのは当然ですよね? 目に入ったところで、始める前から『自分には魅力がない』と諦めてしまっていたら何にもなりません。 ところで、人間は何のために生まれてくると思いますか? それは、幸せになるためではないでしょうか。 幸せとは何でしょう? 願いが叶えられることではないでしょうか。 顕在意識と潜在意識はあなた自身ですから、あなたが幸せになるために様々な工夫をしています。 それなのに上記のように考えてしまうのは、実に損なことです。 潜在意識は、あなたの「ステキな人との恋愛はしたくないという願い」を叶えるために働いてしまっているのです。 ステキな人が目に入らないように、行動パターンを『作ってくれている』のです。 あなたも、「自分の問題点を解消できない理由」について、言葉遊びをしてみてください。 どんな結果になるでしょうか? 20個出すと、本当の自分の気持ちが見えてきます。 そして、全体を見渡して『私はどうしてこう思うのか?』と、『私』を主語にして考えてください。 あなたはあなたの問題点をどのくらい認識できるでしょうか? 問題点を認識できれば、問題は半分解消しています! このページのトップへ戻る |
| Vol.7 |
| ご自分の問題点を認識できると問題の半分が解消するのは、本当の『原因』が判るからです。 でも、こうやって文章にすると大変簡単なように見えますが、『問題点の認識』をするのは大変です。 何しろ、「無意識に自分の何かを守るために選んでいるやり方」の原因を探るわけですから、そう簡単なはずはありません。 まぁ、「本当に変わりたい」と願っていれば、割と簡単に出てくるのですが……。 もう少し、あなたの問題点を認識する方法を、いくつか挙げておきましょう。 「そんなの知ってるよ」と思った人も「なんだか怖いなぁ」と感じた人も、心理ゲームだと思って試してみてください。 ********** まず、「あなたの好きな人」を思い浮かべてください。 あなたは、その人のどこが好きなのでしょうか? 好きな点を挙げてください。 できましたか? それは、あなたのコンプレックスです。 あなたは「自分がこうなれればいいなぁ」と思っているのです。 ********** 今度は、あなたにとって「気になる言動をしている人」を挙げて、名前を紙に書いてください。 その人は、好きな人でも構いませんし、嫌いな人でも構いません。 ちょこっと話をしただけの人でも構いません。 常に気になっていなくても結構です。 「今、気になる言動をしている」人の名前を挙げてください。 人数は何人いても構いませんが、その場合は1人1枚の紙に「テーマ」のように書いてください。 次に、「その人の言動のどういう点が気になるか」を、その人の名前の下に書いてください。 次に、「その人の言動が気になる理由」を、書いてください。 あなたが『その時』に感じた感情で結構です。 できましたか? 「その人の言動のどういう点が気になるか」、「その人の言動が気になる理由」。 それは、今のあなたが抱える「問題点」です。 何人かの名前を挙げた人は、共通する点が無いでしょうか? あるとしたら、それを『今』、あなたは強く感じているのでしょう。 ********** 今度は、少し時間がかかりますよ。 あなたが、良くも悪くも、「強い感情を感じた事」について、何日かかけて日記をつけましょう。 まずは、ノートや手帳の左半分に「今日あった事実」だけを書いてください。 もちろん、気になった出来事だけで結構ですが、できるだけ細かく書いてください。 ただし、そこにあなたの感情や判断を入れないでください。 そして、文は一行おきに書いていってください。 「上司に仕事の仕方について注意をされた」 (一行空ける) 「○○さんと一緒にお昼を食べた。××と××の話をした」 (一行空ける) 「恋人とデートをした。待ち合わせに恋人は遅れてきた。映画を見た。手を繋いで公園を散歩した……」 (一行空ける) のような感じです。 それができたら、今度はノートや手帳の右半分に「その出来事について感じた感情」だけを書いてください。 あなたの判断は入れないでください。 例えば「上司に仕事の仕方について注意をされた」の場合は「とても理不尽だ。怒りや不安を感じた」 ではなく、 「怒りや不安を感じた」 とだけ書いてください。 それができたら、何日か(3日間程度)放っておいてください。 ここが難しいのですが、その間は日記の登場人物とコミュニケーションを取らないでください。 顔を見たり声を聞いたり、メールをするのも避けてください。 仕事や日常よく会う人について書いた場合は、週末など顔を合わせないで済む日を選んでください。 恋人について書いた場合は、どんなに寂しくても、ひたすら我慢です。 さて、何日か後に、色つきのペンを持ってその日記を読み返してみましょう。 左半分のページに書いてある「事実」を読んで、あなたはどう感じましたか? 現在の感情を、「事実」の下に、色つきのペンで書き入れてください。 その色つきのペンで書かれた感情が、「あなたがその時に感じた『本当の感情』」です。 さて、色つきの文字で書かれた感情は、最初に書いた右半分のページの感情と同じでしたか? その場合は、あなたは『自分の感情に嘘をついていない人』です。 意外な結果になった人は、『自分に無意識に嘘をついている人』『自分の本当の感情を無視している人』なのかもしれません。 その場合は、色つきのペンとその『差』があなたの問題点を探る手がかりとなるでしょう。 このページのトップへ戻る |
| Vol.8 |
| あなたを悩ませる原因となっている問題は発見できましたか? これだ!という具体的な問題が見つからなくても、「何となくこれだと思う……」という『何か』に気付いた人もいるかもしれません。 そうなれば、しめたものです。 何度も書きましたが、あなたの悩みは、既に半分以上解決していると言えるでしょう。 『原因』が判った時点で、あなたは既にかなりスッキリしているはずです。 そして、「もうこんな考え方や行動パターンは持っている必要が無い」と感じたかもしれません。 そこまできたら、あとは現実の生活の中で、それを実践していけば良いのです。 自分がより幸せと感じるパターンを、選択して行けば良いのです。 多少時間はかかるかもしれませんが、それはもうそれ程困難な事では無いでしょう。 こうなれると、友人や家族などの信頼できる人に相談をすると良いヒントをもらえる事が多くなります。 また、占星学によるアドバイスも、大変効果的と言えるでしょう。 既に悩みの原因を突き止めたあなたの中には、客観的なアドバイスを受け入れる準備ができているからです。 そして、ここが面白いのですが、いつの間にかあなたの周りも少しずつ変化をしていくはずです。 あなたの考え方が変わるので周囲への接し方も変わり、周辺の状況や人間関係に変化が出て来るのです。 今まで気になってこだわっていたことが急に気にならなくなる、ということも大いにあることです。 一気に変わる事は少ないかもしれませんが、それでも、物事の感じ方が変わった『今のあなた』に不必要な事柄は、徐々に変化していくでしょう。 ********** ところで、もしかしたら、このように思った方もいるのではないでしょうか。 「最初から問題の原因は判っている。でも、解決できないだけ」と。 「問題の原因は判っているのに解決できないから、悩んでいるんです!」と。 そう思ったあなたは、もしかしたら、問題の『根本の原因』には気付いていないのかもしれませんよ? あなたが感じている『原因』は、『顕在意識のあなたを守るために潜在意識が作り出している行動パターン』のひとつかもしれないからです。 もし、あなたが現在持っている悩みについて、 ・原因を意識できない ・意識はできるけど、解決方法がわからない ・意識はできるし解決方法もわかっているけど、それを実行できない ……などと感じていたら。 あなたの潜在意識があなたの顕在意識を守るために、悩みを作り出すような考え方や行動をあなたに投げかけているのかもしれません。 それでも、顕在意識のあなた(=現実のあなた)は、現在の状況にストレスを感じているのですから、楽しくはないでしょう。 それに、『潜在意識が大切に守っている事』はもう過去の感情で、現在のあなたにとっては『どうでもいい事』になっているかもしれません。 そのような場合には、どんな方法が有効でしょうか? ********** 問題を意識できていても、自分では解決できない……。 そんな場合は、心理療法を試してみるのもひとつの方法です。 たとえば、専門家によるカウンセリングは一般的な方法です。 ただ、この方法は効果的ではありますが、大抵は潜在意識が『もうこの問題は手放して良い』と感じるまでに時間がかかります。 潜在意識の問題に対して、顕在意識からのみアプローチするのですから、時間がかかるのは仕方が無いかもしれません。 幼い頃からの心の傷を含め、心の問題というのは、誰でも持っている問題です。 そして、その程度の深さ・強さは、顕在意識では認識しにくいものです。 以前にも書きましたが、人間は忘れたい事は忘れてしまう動物だからです。 でも、本当は、「忘れたい傷」を潜在意識にしまいこんでいるだけで、本当に忘れたわけではありません。 そして、「忘れたい傷」が感じている感情は、『誰か』に解って欲しくて出口を捜し求めています。 それが、様々な(不快に感じる)信号となって、今のあなたの不愉快な現実や感情に表れていると言えるのです。 痛みなどの体調の不調でさえ、感情を無視した結果である事が多いのです。 ところで「忘れたい傷」が感じている感情が解ってほしいと思っている『誰か』は誰でしょう? 顕在意識は他人だと思いがちですが、実は自分であることがほとんどです。 でも、顕在意識『誰か』は他人だと思っている、その誤解を解くだけで時間がかかります。 自分自身に理解してもらえない、というのは矛盾しているようですが、たとえば幼いころに『お前は間違っている』と刷り込まれれば、自分が考えていることにOKを出せず否定することでしょう。 OKが出せなければ、自分を理解しようなどとは思わないでしょうね。 もっとも、あなたが幼い頃にできた『心の傷』は、現在のあなたにとっては拍子抜けするほどたわいも無い事の場合もあります。 「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という言葉がありますが、正にそんな感じかもしれません。 でも、過去のあなたはその『たわいも無い事』にずっと傷付いているのです。 このページのトップへ戻る |
| Vol.9 |
| ところで、心理療法のひとつに、催眠(ヒプノシス)によるセラピー(癒し)という方法があります。 (これを一般に「ヒプノセラピー」と呼びます。Terraでも行っています) 催眠によるセラピーとは、リラクゼーションの状態を意識的に作り出し、『催眠状態』に入る事で、顕在意識から潜在意識にダイレクトにアクセスする方法です。 『催眠状態』とは、潜在意識から情報を取り出しやすい状態です。 潜在意識から直接情報を引き出すわけですから、それだけ正確ですし、時間もかかりません。 ヒプノセラピーで使う『催眠』は、セラピストの誘導により完全なリラクゼーション状態を作り出す、本人が意識的に『催眠状態』に入る事を言います。 ********** ヒプノセラピーの『催眠』は、言葉は同じでも、いわゆる『催眠ショー』の『催眠術』とは違います。 人は、誰でも1日12回は『催眠状態』に入っていると言われています。 その中で、皆さんが1番自覚しやすいのは、目覚める直前と眠りに入る直前でしょう。 朝、誰かに起こされた時に「今日は土曜日だから、あと30分寝かせて!」などと言うことはできますよね? そんな時、あなたは 「今日は土曜日だ」 「土曜日だから会社は休みだ」 「今日の約束までにはまだ時間がある」 「だから後30分は寝ていて大丈夫だ」 などと、判断ができる状態なのです。 そして、自分でもう少し寝るかどうかをコントロールできる状態でもあります。 つまり、催眠時には、本人が全てをコントロールできる状態にあるのです。 ********** 厳密に言うと、ヒプノセラピーで使う『催眠状態』は、睡眠の前後に感じるような、『ボーっとした状態』ではありません。 ヒプノセラピーで言う『催眠に入った状態』とは、顕在意識と潜在意識の境目にあるフィルターの働きが微弱になった状態を言います。 意識的なリラクゼーションにより『催眠状態』を作り出しますので、催眠中の事は寝起きの時よりもはっきりと判断できますし、自分が何を言ったか、セラピストに何を言われたか、潜在意識からのメッセージが何だったのか……、全てを覚えています。 あなたがこのような『催眠状態』の中で、あなたの問題をイメージとして感じ取り、あなた自身でその原因を解消していくのが『ヒプノセラピー』なのです。 解消をすると、心に傷ができた時に感じて心の底に押し込めてしまった感情をも開放できます。 セラピストは、そのための道筋をつけるために存在しています。 ********** Hanakoさんの質問を、もう1度振り返りましょう。 「もし仮にもともとの「恋愛・結婚運」が良くない場合、それをどのように克服すればいいのでしょうか? 私の場合、どうも自分を幸せにしてくれないようなタイプをあえて選んでしまう傾向があります。 自分の好みの男性=自分を幸せにしてくれないタイプ、だとしたら、これを修正することは可能なのでしょうか?」 このコーナーの全ての文章を読んでいただいていれば、この質問に答えになっていると思います。 「修正する」事は、可能です! それには、まず自分の問題点を自覚する事が大切です。 その方法としては、自問自答や心理テストなども有効でしょう。 また、西洋占星術によるリーディングでは、『超客観的』な問題点の指摘も可能です。 そのように問題点を明確に自覚できたら、あとはその原因となっている出来事や、その出来事に感じた感情を解放するだけなのです。 問題点やそれに伴う感情を解放する方法のひとつとして、ヒプノセラピーをご紹介しました。 ただ、いくら潜在意識にダイレクトにアクセスできるからといって、ヒプノセラピーが万能なわけではありません。 ヒプノセラピーは、あなたがあなたを癒していくセラピーです。 あなたの、あなたによる、あなたのためのセラピーなのです。 ですから、ヒプノセラピーにはあなたの「変わりたい」という意志が必要不可欠なのです。 そのためには、原因までは解らなくても、あなたの問題点を明確に意識し、それを解消しようとする意欲がある事が前提となります。 「ただ何となく変わりたい」もしくは「セラピストが何とかしてくれるだろう」という意識では、何も変わりません。 それでは、「あなたによるセラピー」にはならないからです。 先ほども申し上げましたが、セラピストは道案内者です。 「あなたがどこに行きたいか」をあなた自身が意識していなければ、どうにもできないのです。 また、「誰かのために変わりたい」という意識でも変わるのは無理でしょう。 それでは、「あなたのためのセラピー」にはなりません。 そして、「誰かに勧められたから」という意識でも、変われません。 これも、「あなたのためのセラピー」にはならないからです。 ちなみに、あなたが「誰かにヒプノセラピーを受けて変わってもらいたい」「あの人は、きっとセラピーを受ければ良くなるだろうに」そう思ったとしたら……。 そう思ったあなたのほうがセラピーを受けてみると良いのです。 もしかしたら相手に対する見方が変わり、楽になるかもしれません。 あなたが楽になったのを感じ取った相手が「自分もやってみたい」と言い出して、成果を挙げることもよくあります。 何と言っても、ヒプノセラピーは「あなたの、あなたによる、あなたのためのセラピー」です。 「誰かの、誰かによる、誰かのためのセラピー」ではあり得ません。 それを覚えておいてください。 ……もっとも、「では、まずあなたがセラピーを受けてみてはどうですか?」と言われても、セラピーを受ける方はごく少ないようです。 自分より誰かに変わって欲しい人は「自分を見つめる」ということから逃げている可能性が大きいようです……。 ********** さて、「ヒプノセラピーで自分を変える」という事について、もう1つ知っておいて欲しい事があります。 それは、『今まで時間をかけて作り上げてきた自分』を修正するには、1回だけセラピーを受ければよい、というものではないということです。 潜在意識のあなたが生まれてから(事によると生まれる前から)せっせと作り上げ、そして大切にしてきた考え方の習慣(システム)です。 1度でパーフェクトには修正できるとは限りません。 それに、あなたの問題の原因は、1つではないかもしれません。 怪我や急性の病気は治りが早く、慢性の病気は治りが遅い、と言います。 心も同じで、「根」が深い問題ほど、時間はかかります。 もっとも、場合によっては何年もかかると言われる他の方法に比べると、(「あなたの、あなたによる、あなたのためのセラピー」だという事さえ理解していれば)ヒプノセラピーは格段に早く問題を解消できると言えます。 あなたの問題をあなたが見ていくものだけに、ピントを外す事は少ないのです。 ヒプノセラピーは、3回くらい時間をいただくことが多いようです。 いくら『変わろう』という決心をしていても、長い間良かれと思ってきたことを『違う』と認めて手放すにはためらいを感じるのかもしれません。 そして自覚できる効果は小さいかもしれませんが、ゆっくりとでも確実に楽になっていくはずです。 潜在意識は、あなたの顕在意識がその問題を解放する準備が確実にできるように、1番効果的で1番ショックが少ない方法を選びます。 あなたがリード役ですから、自分のために1番安全な方法を選ぶのです。。 ですから、現在のあなたが「なんだ、その程度の事か」と感じるような出来事の解消から始まるかもしれません。 劇的な効果があるだろうという期待が大きければ大きいほど効果を自覚しにくくなりますが、自覚できていなくても、確実に効果は出るはずです。 そして、セラピストは、あなたの大切な部分を一緒に体験しながらガイドをしていく役割を担っています。 ですから、あなたが心から信頼できるセラピストを選ぶ事も、また大変に重要な事だと言えるでしょう。 ********** 最後に、私からみなさんにメッセージをお送りします。 あなたは、幸せになれます あなたには、その権利があるのです 問題があるなら、それを手放す事は可能です あなたにその意志があるのなら…… このページのトップへ戻る |